インテリア小物 イスティーロ

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2016/03/25 02:58



実は今月、プライベートの東欧旅行の帰り道に、トルコに寄ってきました。大好きなトルコですが、ここ1年ちょっとの間に何度もテロがあり、遠く日本からは怖い印象が強くなってしまい、観光客の足が遠のいてしまったと思います。あえてトルコに行かなくても…もし行くなら自己責任で...って。当然です(T-T)

昨年10月に首都アンカラで、トルコ史上最悪のテロがありました。そして今年1月には、イスタンブールの心臓部である旧市街の世界遺産のど真ん中で、ドイツ人を中心とする観光客グループ10名ほどが自爆テロの被害に遭いました。私のクッションカバーを作ってくれているビジネスパートナー達が活動している場所から徒歩圏の場所でした。

そんなときにトルコなんて。。という思いもありましたが、せっかくヨーロッパ方面に行くのならと、打合せかねてイスタンブールに立ち寄ることにしました。自分の運に賭けて。。そして3月中旬、東欧から到着した日、恐れていたテロがアンカラで起こり、30名以上が犠牲になりました。有名サッカー選手のお父様も被害に遭い、何度も映像が流れました。イスタンブールの緊張感もさらに高まり、街じゅうから観光客はほとんど消え、旧市街は警官ばかりでした。私は短い4日間の滞在中、新市街、旧市街を歩き回り、ボスポラス海峡を地下鉄で渡りアジア側まで足を踏み入れ、そして無事に帰国しました。が、帰国した2日後にイスタンブール新市街の目抜き通りで自爆テロが起きました。つい2日前まで自分が滞在していたあのストリートで。何度も歩いたその場所でした。

怖いというよりも悲しく憤りを感じます。トルコのテロは複雑です。トルコ政府が対立しているのはISのみではなく、クルド人武装組織(PKK)もなのです。ISが一般クルド人を狙ったテロもありましたが、PKKがISを支援していてMIXの組織もあるともうわさされています。

平和な日本に拠点を置いているとテロの脅威を身近に感じることはあまりありませんが、私にとってはトルコはとても身近です。とても悲しく重く受け止め、今後数年間(で収束すればよいですが)のトルコのことを案じています。

…ひさしぶりのブログ、テロのお話になってしまいました。でもトルコとお仕事をやっていくうえで、今は切り離せないことです。イスタンブールの美しい景色のなかを不安なく歩ける日がすぐに来ますよう、心から祈ります。

最近Facebookの専用ページも作成しました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。